医療

「脊髄空洞症を理解する」

こんにちは。医師とセラピストをつなぐ、、
セラピスト診断学研究所の元原です。

今日は、

「脊髄空洞症を理解する」

についてわかりやすく3つのポイントでお伝えします。
ぜひ最後までご覧ください。

1.20歳から30歳代の発症が多い
2.初期症状は、腕の痺れ
3.治療は主に手術

脊髄空洞症は国の難病に指定されている病気です。
最近のトピックになっているので、
ここいらで一度おさらいしておきましょう。

1.20歳から30歳代の発症が多い

「脊髄空洞症」とはどのような病気ですか
脳や脊髄は液体の中に浮かんで、
外部からの衝撃から守られています。
この液体を脳脊髄液といいます。

脊髄空洞症では、
脊髄の中にこの脳脊髄液がたまった大きな空洞ができて
脊髄を内側から圧迫するため、
いろいろな神経症状や全身症状をきたす病気です。

2008年~2009年にかけて、
12ヶ月の調査期間に病院を受診した患者数について
全国 疫学調査 が行われた結果、
推定患者数は2,500人前後と推定されました。

この病気は、
男女差なく20歳から30歳代の発症が多いのですが、
あらゆる年齢層にみられます。
学童期の検診では側弯症をきっかけに、
空洞症が早期診断される場合があります。

2.初期症状は、腕の痺れ
脊髄に空洞のできる原因はたくさんあります。
脊髄とそれを取り巻く組織の 炎症 、腫瘍、
脊髄梗塞 や出血などの血管障害、外傷、
そしていろいろな”奇形”がありますが、

その中でも、生まれつき小脳の一部が脊柱管に落ち込んでいる
『キアリ奇形』が代表的なものです。
ですが、すべてがこれらに当てはまるわけではなく
原因の特定できないものもあります。
そして、ほとんどの場合この病気は
遺伝することはありません。

ただ、一部には血縁者に発病をみることが知られています。
このことは、空洞症の原因の一部に、
体質もしくは遺伝が関わっているもののあることを示しています。
ですが、その詳細はまだよくわかっていないのが正直なところです。

この病気の初期症状は、
片側の腕の感覚障害もしくは脱力で発病することが多く、
重苦しい、痛み、不快なしびれ感ではじまることがあります。
また特徴的 な「感覚障害」として温痛覚障害をきたすことがあります。
この障害は、たとえば
●腕を強くつねられても触れられているという感覚はあるのに、痛みを感じない、あるいは
●火傷をしても熱さを感じないことです。
病気が進み空洞が大きくなると、
しびれ、筋肉のやせ、手足の脱力、つっぱりがみられてきます。
これらの症状が体のどこに出るかは、
空洞のできた場所と広がりにより違います。

その例としては、
頸髄に空洞がある例では、
しびれや筋肉のやせは手や腕にみとめられます。
空洞が拡大するにつれて、
他の部分に症状が広がっていきます。
延髄まで空洞が広がると、
脳神経障害や球症状がみられることがあります。
関節が障害されたり、
手足が異常に大きくなることや発汗異常、
爪の伸びが遅い、立ちくらみなどがみられることもあります。

 

3.治療は主に手術
検査は主にMRIを撮像して、
脊髄の中に白く”空洞”ができたように映る像を確認し、
診断が行われます。

この病気の治療法としては、
しびれなどの症状にあわせた薬剤による治療のほか、
手術による( 後頭蓋窩減圧術 、空洞ーくも膜下腔短絡術など)が、
症状の進行予防および改善目的で行われます。
まれに進行した後、
症状が『停止』あるいは『改善』することがあります。
しかし、適切な治療を行わないと、
多くの場合は、空洞が大きくなるにつれて、
症状が徐々に進行します。

空洞症の診断を受けた後は、
専門医を定期的に受診して、
今後の治療など助言を得ることが大切です。
適切な頻度で医療機関を受診することが重要です。
生活環境によって病気の発症を防ぐことは困難ですが、
筋力低下や筋萎縮に対しては
適度な運動療法を考慮する必要があります。

咳やくしゃみにより、ビリッとする痛みが誘発されることがあります。
これは脳脊髄液の圧が急に高くなったことによるものです。
空洞が広がる誘因となることも考えられますので、
痛みの誘発される方は、
このような動作を避けるようにしたいものです。

手足で、特に痛みや熱さの感覚が鈍い場合には、
外傷や火傷を受けやすいので注意しましょう。
先日、この「脊髄空洞症」であることを明かし休養に入られた、

AKB48の柏木由紀さんの1日も早い復帰を心から祈っています。

お分かりいただけましたでしょうか。

本日のテーマ、
「脊髄空洞症を理解する」
についてまとめてみました。

⇓今回の記事をまとめた動画はこちらから⇓

 

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