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【スポーツに携わる治療家、セラピスト必見!】シンスプリントの画像の特徴

【スポーツに携わる治療家、セラピスト必見!】シンスプリントの画像の特徴

こんにちは。セラピスト診断学研究所の元原です。

本日のテーマ、「シンスプリントの画像の特徴」について
わかりやすく、3つのポイントでお伝えします。

①レントゲンでは明らかな変化はない
②炎症の波及範囲で重症度を判断する
③エコーでは重症度により描出できる

シンスプリントは、スポーツをしていれば多くの方が知っている病名です。
病名自体はものすごくポピュラーですが、その病態の特徴、重症度の判断材料を知っていることはものすごく大切です。
今回は画像での判断にフォーカスしてまとめてみます。

①レントゲンでは明らかな変化はない
シンスプリントは多くの場合、レントゲン検査で明らかな異常を認めることはありません。
骨膜の炎症なので、骨髄内に異常所見があったり、明らかな肥厚を認めたりはないんです。

厳密に言うと、軽微な肥厚や骨透亮を認めたりすることはあります。
それは、個体差の問題が関係しますのでもちろん例外はありますが、おおよそほとんどの症例で「明らかな異常」を認めることはありません。

ですが、病院などの医療機関で診察をする際に、
「まずはレントゲンを」となりがちです。
その理由は、「シンスプリント以外の異常を確認するため」です。

シンスプリント以外の異常というのは、

・疲労骨折
・骨髄浮腫
・その他腫瘍等

ざっとこの辺りです。
これら「シンスプリント以外の異常を確認する」ことができたら、暫定診断として「シンスプリント」を病名として付けられるという流れです。

②炎症の波及範囲で重症度を判断する
炎症の波及範囲の確認は、MRI検査で行います。
下腿のMRIを撮像して、「骨膜のどのあたりまで炎症が拡がっているか」によって重症度を判断します。

必要な画像は、水平面(Axial)「下腿を輪切りにした画像」
です。

脛骨は簡単に言うと3つの面で構成されていて、画像で見ると三角形をしています。
この面の内、

一面だけの炎症→一度
二面に拡がる炎症→二度
三面(全周)に渡る炎症→三度

と結構単純な方法で重症度の分類をすることができます。
もちろん、確定診断をするためには画像だけでなく『症状との一致』が必要になりますので、
全部が全部この通りでないことは理解していてください。
医者によっては、独自の判断基準でされている方もいるので、強要してしまってはケンカになってしまうのでご注意ください。

 

③エコーでは重症度により描出できる
超音波診断装置(エコー)では、重症度によって異常所見を描出することができます。

ですが基本的に、軽症な一度、二度では、はっきりとした異常を確認することはできません。
比較的重症な三度では、骨膜のびらんや肥厚を確認できることがあります。

ドップラー機能で、血流の増加を確認するなど方法として紹介されることはありますが、
私が経験してきた症例では、はっきりとした血流の増加を認めるシンスプリントに出会った機会はほとんどありません。

医学会等で発表される症例は、たくさんの症例の内厳選された一例なので、
おおよそ大半のシンスプリントでは、エコーを用いての異常所見を確認することは難しいと考えています。

ですが、エコーも非常に優秀な検査機器であることは間違いないです。
先ほどのレントゲンと同様、疲労骨折などとの鑑別には力を発揮します。

エコーをあてて骨膜の肥厚を確認することができれば、まず疲労骨折を疑うことができます。

対して、骨膜の肥厚を認めない場合、病態を絞り込むことができるのでエコーを所有している治療院の先生は、とにかく全ての症例に対しエコーを当ててみてください。

全てのケースがこの3つのポイントにハマるわけでありませんが、私がこれまで出会ってきた数百を超えるシンスプリントの経験を基にまとめさせていただきました。

私はインターネットなどで、

「誰でも知れる情報は発信しない」「自分の経験したことしか発信しない」

と決めています。他の方が言っていることと多少矛盾があるかもしれませんが、
どちらを採用されるかはご自身の裁量にお任せしております。ご理解いただけたら嬉しいです。

 

お分かりいただけましたでしょうか。
本日のテーマ、「シンスプリントの画像の特徴」について まとめてみました。

この動画をまとめたYouTubeはコチラから⇓

 

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